SCTと東洋医学系
カイロ理論と東洋医学理論の融合による痛みの施術が簡単にできるSCT手技療法を学べる!
重力と熱は反比例(抗重力機能低下=熱上昇)
鍼灸施術 熱上昇→熱処理…◎ 抗重力機能低下→抗重力機能回復…△ SCT熱力学テクニック 熱上昇→熱処理…◎ 抗重力機能低下→抗重力機能回復…◎
鍼灸などの東洋医学をベースに施術を行っている先生方は、近年改善率が上がっていると実感されているのではないでしょうか。特に、虚実などの証を立てて、経絡にアプローチしている場合は尚更です。これは、患者の不調が構造異常から機能異常に移行していることに起因します。
例えば、食事の誤りで消化器系から熱が発生して起こった凝りや痛み、あるいは、疲労やストレスにより体内のエネルギー不足が原因で発生するしびれやだるさなどです。東洋医学で言うと、前者が実症で後者が虚症になります。
このような熱の増加やエネルギー不足が原因の症状を創術ではF-Tと呼んでいます。このF-Tレベルにおいて最も効果を期待できる理論が東洋医学であり、創術でもF-Tのベースに東洋医学を置いています。しかし、東洋医学にはある種の盲点があり、鍼灸系の施術においてはこの盲点を補いきれていない場合が多いのです。逆に言うと、この盲点を補強できれば、改善率はさらに上がります。その盲点がF-G(構造系)なのです。
重力と熱は反比例の関係にあります。つまり、抗重力機能(重力に適応する機能)が正常ならば、体内の熱発生は抑えられます。しかし、抗重力機能が低下すると、体内の熱は上昇するのです。と言うことは、鍼灸系の施術で体内の熱をコントロールしても、構造系の正しいバランスがとれていないと熱の上昇は抑えきれないことになります。又、施術の手順としても構造系のバランスが取れていないと、熱系の施術が十分な効果を発揮できないのです。
実は、東洋医学において構造と機能の関係は明記されており、構造的側面を是動病、機能的側面を所生病としています。
創術ではF-Tに対してオリジナルの「熱力学テクニック」を用います。これは是動病(F-G)と所生病(F-T)を同時に鑑別・施術していくものです。F-TをベースにしながらF-Gの有無を検出し、施術手順も厳密に計算されています。
施術は鍼灸などの道具は使いません。全て手技で関節や経絡・経穴等に対してアプローチしていき、熱や気をコントロールしていきます。